ロサンゼルス・マラソン …2006年3月19日(日)

写真−高木さんより

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写真−土田さんより

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(以下、土田さんのコメント)

皆様へ、

 

われらの栗田、熊谷両選手のLAマラソンの応援に行ってきた。今年は、趣向を変えて、JBAのテントで選手に水やバナナ、オレンジなどの命の糧を手渡す役目を担うことにした。17マイル地点で、突然目の前に現れたのは疲れた表情があまりなく、意外と元気な栗田選手。時は12時25分であった。去年に比べて格段に元気である。体重を減らした分だけ楽になったようだ。少し休んだだけてバナナと栄養の素を受け取り、疲れたそぶりも見せず元気にランナーの集団に消えて行った。熊谷選手に追い抜かれる不安は微塵もみせない元気さある。それから12分後、こんどはサングラスの熊谷ボブ選手が、これも水配給に忙しくしているところに突然現れた。すべての必需品は背中のリュックにあり、なにも要らないから、と言いながら、先にいる栗田選手をめざしてそそくさと去って行った。先にいる栗田選手を追撃せんと、目標を絞った眼光はサングラスからは伺うことができなかった。その証拠写真も添付する。

 

今回は、多くの日本人以外のランナーから「ドモアリガト!Thank you for your support!」などと親しみを持って声をかけていただいたことは、とても充実したものがあった。マラソンの感動をもっと共有できる方法がこの、コップに入った命の水やエネルギーの素を手渡す作業であるなあ、と実感した。声をだしてただ応援するより、頑張って走っているランナーたちを支援している実感があり、いろいろなコミュニケーションの密度が今まで以上に高いものがあった。その分より感動的で楽しい一日となり、次回もJBAのテントで補給担当役をこなしながら、グリーを応援したいと思った。

 

高ちんもキッシーも美人のあの方も一生懸命に働いておった。その証拠写真も添付しておく。

栗田選手、熊谷選手の完走を祝す。

 

サブロー

 

 

栗田さん(水戸田先生)のコメント

土田さん、岸さん、高木さん & グリーの皆さん & ひとりの女性

今年もLAマラソンの応援ありがとうございました。とても涼しい天候に恵まれて楽しいレースが出来ました。JBAブースでの休息と補給は何よりのプレゼントになりました。あそこからが辛いレースでしたが、お陰でへばることなくゴールしました。重ねてありがとう。以下、どうでも良い話ですが、マラソンの模様をご報告します(時間と興味のない向きはここまでで Erase して下さい)。

3月18日 (09:00pm)

昨日と今日は専ら体を休めて明日に備えた。ゆっくりとしたリズムで過ごす時間を久し振りに味わって素晴らしい気分。もうマラソンの楽しさが始まっている。明日は早いので目覚まし時計を探したが「ない」。古い時計だから多分またワイフに捨てられてしまったらしい。どうする?明朝は4時半起床の予定だから目覚ましなしには自信がない。わが家の常で、古いものを買うのは私、それを処分するのはワイフである。愛着のあるものでも何時の間にか無くなっている。掃除魔に捨てられてしまうのである。でも一個しかない目覚ましにまで魔の手が伸びるとは!仕方がない、東京の娘にモーニングコールを頼む。

3月19日 (03:00)

9時半に寝たら2時半に目が覚めた。20分ほとぐずぐずして3時起床。東京へコール不要を伝える。時間がたっぷりあるからストレッチを相撲のビデオを見ながら45分。それから朝食造り。ブロッコリー付き焼肉とおかゆ、ついでにお好み焼きも作る。これで昼過ぎまで飯は必要あるまい。

(05:30)

出発。一路ダウンタウンへ。早い出発はパーキングへの不安から。ボナベンチャーの横のパーク場へ6時前に到着。時間は余るほどある。トレーニングウエアでボナベンチャーで7時半まで過ごすことにする。その後、車にウエアを残していざ出陣という計画。これがうまくいった。皆、ランニングスタイルで寒さに震えているのに、こちらは暖かく過ごしている。このホテルは昔、職場でもあったので見るもの全て懐かしい。殆ど誰もいない。大きなホールではTVまで写している。暖かい。ホテルをあちらこちら散策し、いつもは長蛇の列のトイレも至って空いている。気軽に3回利用。やがて人々が集まり始める。人を見てるととても面白い。皆マラソンに興奮している。カーペットの上に座り込んでストレッチをやる。やがて車に帰り、いざ出陣。

(08:15)

レース開始である。広いフィゲロアを埋め尽くした長い人の列が除々に移動を開始する。アメリカ人のあの嬌声が飛び交う。自分を興奮させるためにキャーキャー騒ぐ。走り出すといつもの癖で一瞬鼻の奥がウッとなったが涙は抑えた。それからはゆっくりペースで走る、走る。前を行く太めのおっちゃんが同じペースで、しかししっかりと走っている。それを追うことにする。なかなか良いペースである。時折、先行され追いつくのに苦労したりしたが、だいたい同じペースで飛ばす。次々に歩いている人たちを追い越してゆくのが気持ち良い。7マイル、8マイル、9マイルと自分でも信じられないくらい頑張れる。ペースメーカーのお陰だ。遂に10マイルを越す。一息で走った。まだ余力はある。ところがおっちゃんがトイレに入ってしまった!目標を見失ったアヒルの子のように力が抜けてゆく。必死に走ろうとするが遂に12マイルあたりで歩き始めてしまった。こうなると苦しい。しかし、勇を鼓して走りに挑む。何しろあのマイペースのボブさんが追っている筈なのだ。今年は追いつかれてたまるか!12マイル近く走りに走ったのだ。追いつける筈がないではないか、と楽観する気分もあるのだが。

(12:00頃)

JBAブースが目に飛び込んでくる。あの黄色いジャンパーはキッシーではないか!こちらが分らないらしい。買いたてのサングラスが格好良すぎるのだろう。体を掴んだらやっと分った。椅子に坐らせてもらう。ああ、何と楽チンなのだろう!土田さんからバナナと健康ドリンクをもらう。ドリンクを旨いと言ったのは私が初めてだと。ひどい飲み物を用意してくれるではないか。高木さんも何くれとなく世話を焼いてくれてありがたい。ひどいという飲み物を水で口直しをして出発!ブースにはもうひとり、誰か知らない女性がこちらの名前を知っていて激励して下さる。嬉しい。誰だろう?コーラスの女性?新田さんとは違う人だが?この頃こういうことが多い。突然、街中で挨拶される。いつも「あれっ?誰?」という始末。私はシャイだから女性の顔は見れども見えずなのだ。だからガールフレンドが出来ないんだな、ウン。

(03:00)

愈々レースも後半に入った。もう6時間が経過してしまった。5時間台は絶望となる。狙う方がおかしいが。と、またしても肩を叩かれる。俺を知っている人がいるの?ボブさんである訳はないが?横を見ると、何とボブさんがにこやかに笑っている。Oh, No! またしても追いつかれてしまったのか!何と言うことだ!12マイルも走りに走ったのに、何故ここにボブさんがいるのだ!信じられなかったが、ボブさんには足があった。「じゃ、私はこれで」なんて言って先に行くではないか!絶望的な視線をボブさんの後姿に投げる。その差はどんどん広がって行く。何しろ早い歩きだ。アメリカ人なみだ、と感心していると心の中で葛藤が始まった。

「おい、ボブさんをあのまま行かせてしまうのかよ?」
「うーむ。何しろあのスピードだ。このままではとてもついてゆけまい」
「それで良いのか?」
「良いということはないが、でもあのスピードではなあ」
「1年間苦労してトレーニングを積んだ結果がこれで良いってのかよ!」 とひとりは怒り出す。

「じゃ、差を詰めよう。何時でも追い越せるようにな」
「バカ!差を詰めるんでなく、そのまま追い越すんだ!」
「追い越してもあのスピードで歩かれたら、直ぐまた追い越されてしまう」
「追い越されそうになったら、また走るんだ。それを何度でも繰り返せばボブさんは絶対前に出られない筈だ」
「その通りだな。よし死ぬ思いだがやってみよう」

それからが地獄だった。足のふくらはぎが少し吊り出す。恐怖の吊りである。タイレノールが効いているのか、決定的な吊りに至らないから助かった。懸命に走る。少し距離を置いてボブさんと並ぶ。そして追い抜く!ボブさんを横目で見ると、気が付かないのか真っ直ぐ前を見てどんどん歩いている。しかし、その顔は見て見ぬ振りをしているのがアリアり。構わず走る。どんどん差が付いている筈だと思うが、何しろ歩いている人と同じ速度で走っているからあまり差は付いていないかもしれない。恐怖に駆られて死力を尽くして差の拡大に邁進する。

東京へ電話した時、5歳の孫が「金メダルをとるんだよ!」と言っていた。金メダルとは何か?それはボブさんより早くゴールした時にもらうメダルでしかあり得ない。そうだ、金メダルを約束したではないか。ここで走らなければ金メダルの公約を果たせず孫に軽蔑されてしまう。孫の声が後押しする。そして何とかゴールだ!ふらふらになって靴のチップを外してもらっていたら1分も経たないうちにボブさんが隣に来た。「おめでとう」と言われて「ありがとう」と返した。ボブさんのことだから、手加減したとは思わない。正々堂々のレースだったと信じている。

(4:00頃)

レースを終りパーキング場へ帰る。ボブさんも同じパーク場だという。一緒に帰ったが途中、また吊り出してボブさんの肩をかりて何とかしのぐ。一路、無人の家へ。風呂に飛び込む。そのあと飯を作り、TVを楽しみ、これを書き出した。やっぱりマラソンは面白い。来年も頑張らなければ。長々と失礼しました。

栗田

Bobさんのコメント

I, too, would like to thank the Glee members for coming out to support and cheer Mr. Kurita and me on. It was also good to see Mr. Takahashi, his daughter and boy friend around the 13 mile area.

Because I brought my own food and drinks in my back-pack, I didn't need to stop at the JBA tent. When Mr. Kishi told me that Mr. Kurita passed by about 15 minutes ago, I figured I had no chance of catching him. But to my surprise, I caught up to him and after chatting for awhile and telling him "Ganbatte kudasai", I left him. After few minutes, I saw him jogging past me and never caught up to him again. I give Mr. Kurita a lot of credit for his endeavor and effort. He and I were talking how nice it would be if more glee-members would participate in this event. My official time was 6:51:47.

I am very happy to finish under 7 hours and very happy to just FINISH. Anyway, thank you again for your support. bobk

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