ロサンゼルス・マラソン …2008年3月2日(日)

写真−Bobさんより

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(土田会長のコメント)

皆様へ、

既に、ボブさんからの写真が届いておりますが、昨日のLAマラソンでは、全員が無事に完走しましたことをご報告します。

暑い中で、選手には大変に過酷な状況で、予定よりも時間を要しました、JBA第4テントに到着した順序は、川奈さん、栗田さん、種谷さん、武田さんでした。でも、全員笑顔の到着で最高でした。そしてホッと安堵もしました。

応援は吉川さんと熊谷さんと小生でしたが、JBA第4テントには応援隊が20名近くおり、水、エネルギー水、バナナ、オレンジ、クッキー、アンパン、チョコレートなどを終日、大勢の参加者に配布するボランテアに従事して、合計約7`時間の作業。後半になると集団で 歩いてくる参加者たちのために大忙しでした。しかし、隣の場所には太鼓の二グループ が合同で応援演奏をおこなっており、これを聞きながらで、応援は最高の気分でした。

そして、カメラを構えながら、大勢の参加者からグリーの選手たちの顔を探す長時間の 撮影ボランテアのボブさんも大変にお疲れさまでした。

レッドカーでの慰労会には、上記の選手4名、応援3名に加えて、高木夫妻、中島剛夫妻、 太田さん、小川先生も加わり、合計13名で4種類の美味しい地ビールの飲み放題となり ました。その理由は、慰労会のために、栗田さんから100ドル、横山さんから20ドル、種谷さんから80ドル、合計で200ドルの寄付があったことによります。結果的に、一人当り5ドルで美味しいビールの飲み放題となったわけです。皆さん、ありがとうございました。

多分、初参加で完走の感想として、川奈さんや武田さんから「充実した一日」の感想文が出るであろうと、期待しております。そして、来年はグリーからは、もっと多くのマラソンの参加者が出るであろうことも、期待しております。

今日は、4名の選手の足は棒になっていると推察します。選手と応援の皆さん、ご苦労さまでした。尚、種谷さんは、本日東京に出張し、土曜日の高木さんの送別会の前に戻ってきますから、今頃は飛行機の中で静養と思います。

感謝の気持ちで。

土田三郎

(出走した栗田さんより)

土田会長ほか皆さん
改めてマラソン応援ありがとうございました。

ランナーのどなたも当日の様子をレポートされないので、忙しくない私が例によって感想を纏めるのが良いと思い以下勝手ながら自分の目線でご報告します。ご興味のある方のみご一読下さい。

(出発)

川奈さんの車に武三さんと私が同乗させてもらい無事ダウンタウンのパーキングへ朝7時過ぎに到着した。パーキングは特別料金の一日 $5 だったが、私が $20 札を出したらお釣が $45 来たので早速びっくり。明らかに間違いなので、良心に咎め返そうと思ったのだが、私が間違って $50 札を出したという懸念もほんの少しあるのでそのままにした。真相は永遠の謎に包まれてしまった。

マラソン日和というのか、暖かい空気が気持ちよい。地下鉄で Universal City まで坐って行く。多分、遅すぎるので電車も空いてしまっている感じ。昨年の一人旅の緊張とは打って変わって、三人旅は気楽なものである。グループで行動することのあっけらかんとした楽しさは最高だなと改めて感じる。人間群れたがって当然である。日本人は群れるのを非難されてばかりだが、この気楽さは人生の醍醐味でもある。尤もそんな気楽さからはあまり立派なコトは出て来そうもないのだが。などと、哲学的思考にふけりつつUniversal City にたどり着く。どこも人の波。若いのも年寄りも男も女も楽しそうだ。スタート前のトイレの長い行列へ私ひとりが加わり、結果それ以後お二人に出会うチャンスは遂に訪れなかった。人生の出会いと別れにまた思考が繋がりそうな場面であった。

(スタート)

お腹もすっきりしたところで愈々スタート。お二人がどこにいるのか全く見当がつかない。種谷さんもどこかにいる筈。ゾロゾロと例によってなし崩し的なスタートが始まる。1マイルは登りだから、用心深く歩いて行く。こちらはいろいろ作戦を立ててあるので走って行く人々を見送りながら、勝負は後半だよ、と余裕の表情である。こことここを走り、登りは必ず歩く。後半の勝負どころはしっかり日頃の練習を生かして走りぬく。コースに沿ってこと細かく行動予定が頭にインプットされている。昨年のコースと周囲の表情が多少違うのはルートの変更があったのだろうか。周りを眺め回す余裕が我ながら気分が良い。1マイル半辺りから長い下りになる。皆一斉に走り出す。こちらも愈々走りの態勢に入る。下りだから実に楽チン。あまりペースを上げないように用心深く慎重に走る。

(前半戦)

前半は好調に予定を消化していった。水やゲータレードを貰って飲むが一向に美味しくない。汗がシャツを濡らすが直ぐ乾いてしまうからどの程度汗をかいているのか良く分からない。7、8マイルはおろか、13マイル地点でも未だ十分に余裕があった。去年は12マイル地点で走りの限界を経験していたから今年は期待できるぞと嬉しくなる。気になるのは先行している二人組、武三、川奈の動向。早く追いつかなければと人の頭越しに特徴のある赤い帽子を探すのだが一向に視界に入ってこない。やはり若いからなア、早いもんだナ、と感心ばかりしている。もっとも万が一、彼らが後ろにいるとしたら、14、15マイル地点でまた肩を叩かれる心配もある。だから時折後ろにも注意を払いながら、やっぱり前の方にいるらしい二人に早く追いつかなければと足を速める。もう一人の種谷選手は早々ともうゴールしているかも知れない。これは及びもないから計算にも入らない。青空が気持ちよく広がっている。太陽に当っても風となって体を吹きぬける空気がひやっとしているから一向に暑くならない。快適そのものである。走れるって素晴らしい。幸せを感じる。

(中盤戦)

沿道の応援にはバンドあり、揃いのユニフォームでチアガールあり、笛あり太鼓ありと賑やかそのもの。ロックの演奏にランナーが踊り出す一幕もあった。それでも昨年よりは低調。昨年の応援で印象に残ったのは黒人がソロで賛美歌などを歌っていた場面だった。心にじんと来た。今年はそこまで心に訴えてくるものがなかったのはちょっと残念だった。バナナも出たが小さく切り刻んだ感じのもので落胆。一回だけ大きな切り身のオレンジにありついたので3個もらった。ポシェットには大きな焼き芋が入れてあるので重い。早く食べてしまいたいが食欲が湧いてくれない。そのほかExpoでもらった食べ物を入れて来たが全く手が出ない。やっと焼き芋を半分頬張ったらポシェットが軽くなり、安定もして走り易くなった。早く食べれば良かった。そろそろ筋肉が吊った人を見るようになった。種谷さんもそれで苦しんだと後で聞いた。こちらは幸い脚の故障もない。これだけでもありがたい。と思っているうちに右脚付け根に痛みがやって来た。軽い脳梗塞でもやったように、体の右半身が全体的に故障しがちなのだ。CTスキャンやMRIなどを集中的にこの2月にやったが、格別の病気はないという。タイレノール4分の1粒を2回ばかり呑む。筋肉吊りの予防である。ほんの小さな薬だが少しは元気付けになる。

(後半戦)

愈々後半の正念場、直線コースが現れる。 King Blvd や Pico なので環境はもうひとつだが、走れよと道路が語りかけて来る。走らなくてはいけない。だが、脚が痛い。走っては痛さに耐えかねて止まってしまう。それを繰り返すうちに、心臓がバクバクしはじめた。今までに経験したことのない奇妙な感覚。これは用心しなければならない。そんなことを考えると、ますます走りにブレーキがかかってしまう。口惜しいが、ここは暫く歩いて様子を見よう。只、歩きのペースを小刻みにして速度を何とか維持するように努める。こういうことは今までにいろいろ研究してきているので体が覚えている。傍から見たら老人の情けない姿に映るだろうと、第三の男の目が自分を眺めているのが可笑しい。気晴らしにボトルの水を貰ってちょっと口に含み直ぐ捨ててしまう。何でも気分転換できそうなことを試みてみる。ポシェットをたすきがけに体に巻いて気取ってみる。大きな道路のコーナーには沢山の応援の人の山がどこでも出来ているが、そこを大抵のランナーは最短距離を走ろうと道路の内側ぎりぎりに走る傾向がある。それでは目立たないから、逆にひとりだけ大きく外側へ外側へと走り思い切り目立つように振舞う。これも気分転換のひとつだが、実に格好の良い走りを観客に見せることになるので楽しい。但し、しっかり、格好良く走れる状態の時に限る。白髪の老人ランナーはもう腐るほど前を走っているから白髪は売りにならないだろう。滑るような美しい走りを見せなければならない。これには結構難しいものがあるのだ。

(ゴール近く)

遂に前を行く二人組は視野に入らないまま、そろそろ7時間を越しかねないペースになってしまった。ちょっと落胆。それにしても、早く3rdストリートのJBAテントへたどり着かなくてはいけない。応援団の人たちが待っている筈だから、あんまり遅れては申し訳がないと焦り始める。最後にたどり着くランナーを待ちくたびれていることだろう。ジジイ早く来いよ、帰れないじゃないか、などという声が聞こえて来そうだ。と、道路の中央で誰かがカメラを構えている。その構えにも律儀さが良く出ている。やっぱりボブさんだった。何と、われわれを探して長時間カメラを構えていたという。頭が下がる。土田会長、伸ちゃんとボブさんの応援団に写真を撮ってもらう。ぐりーでは二人目の到着だと聞かされる。え?すると武三、川奈組は後方待機という訳か。これは面白いことになったぞ。これでもオレは勝っているんだ、と興奮する。すると不思議なことに俄然元気が出て来てしまった。さっさとテントを後にして快調に走り始める。あれ?走れるじゃないか!とわれながらびっくりするくらい元気になっている。こうなったら時間との競争である。電光掲示板にはもう7時間を越す数字が出ている筈であるが、スタート時点にズレがあるから10分程度オーバーしても大丈夫、7時間を切ることが出来るはず。ラストスパートは大観衆の前を走るわけだからこれは格好良い走りが宜しい。最後のコーナーを曲がって直線に入った時は更に力を振り絞ってスパートをかける。それが立派にスパートになって脚もよく上がり理想的なスタイルを作っているはずである(本当か?)。ともかく最後の400メートルは100メートル競走の気分。心臓バクバクはもう全くない。あれはきっと怠け心が生み出したものだろう。やっとゴール。後で調べた結果は6時間55分とか。

(帰宅)

さて、ゴール後は帰宅のための車の確保が必要だ。朝は川奈さんの車で来ているから、当の川奈さんがまだゴールしていないらしいので、仕方なく友人に電話してピックアップしてもらう。その車がやっと来て走り出し、そうだ、川奈さんに連絡しておかなくてはと、「もし、もし。もうゴールしましたか?」などと尋ねたら、「あ、メッセージを残したように私はもう帰りました」とのこと。ふーん。私がゴールした後、大分時間も経っていたことだから、彼も車にはもう乗れたんだろうと解釈して納得。ところがその後、祝賀会のレストランで武三さん、川奈さん、種谷さんの顔をやっと見て、私の前にゴールしたのが種谷さんではなく、川奈さんであったと聞かされて呆然自失。種谷さんは別格だから競争相手とは見ていなかった。だから、マラソン初出場の川奈さんが颯爽と先陣を切って走っていたとは驚きだった。そんなこととは露知らず、JBAテントからの疾走が初出場者の後を追っての疾走であったのがちょっと残念だった。

(祝賀会)

自宅のフロに浸かってウンウンうなっていたら、土田会長の電話で「早く来い。皆集まっている」と督促された。風呂上りの汗まみれでオールドトーレンスの Red Car レストランへ急行する。赤いベルトの完走メダルは勿論首に下げている。大勢の仲間たちの祝福は本当に嬉しい。ひとりではこうは行かない。冷えたビールがこの世のものとは思えない。今年も何とかそこそこの時間で走れたが、初めて経験した心臓バクバクがそろそろマラソン打ち止めを警告しているのかもしれない。年相応のジイさんになるべきか、身の程知らぬ挑戦に更に挑むべきか、ハムレットの悩みがあと一年付きまといそうだ。

ご愛読深謝。ここにランナー全員を代表して皆様の応援に御礼申し上げます。

栗田


(種谷さんより)

土田会長、Gleeのみなさん、


1.応援団の土田会長、しんちゃん、ボブさん、皆々様、応援大変ありがとうございました。長老栗田先輩、初参加の武田さんと川奈さんは本当に素晴らしかったです。

2.最後の1マイルで土田会長はじめGleeの面々に迎えられ、とても嬉しかった。特に土田会長が懐に入れて暖めてくださった奥さん特製のしそのおにぎりをそのときいただきましたが、これがまた忘れられないくらいおいしく、いっぺんに元気が出て、一気に残り1マイルを走りきりました。やはり私に必要なのはこれだな、中島さんにならって嫁さんもらわなあかんと、しみじみ思いました(すみません)。

3.打ち上げ慰労会で、実は太田さんが、三重県は津高校時代にバスケのインターハイに出場するほどのスポーツ少年だったことが判明、私がバスケは忘れても、走ることは人間は絶対に忘れないから、是非来年のLAMarathonに出てくださいと、勧誘しましたところ、走りますとのコミットメントをいただきました。また私のマラソン宣教が成功しました。他にも是非来年はご参加いただければ、歌の発声にも、健康増進にもなります。個人的には今回も準備不足で、半分走って半分歩くようなことになりましたが、実は私のような素人で始めたものはそれで十分ですので、是非皆さんも、LA "Marawalking" に参加ください。

まずはご報告傍々お礼まで
春の息吹きがほのかに感じられる東京にて

種谷清文生

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